由羅(ユラスティーグ・レディストア)

 ibisノベル『終ノ刻印』より、由羅の紹介です。

 『終ノ刻印』は前作『悠遠ノ絲』の続編ですが、登場人物ががらりと変わります。これもまたゲームシナリオだったため、前作同様、選択肢次第で各ヒロインの物語にルート分岐するやり方をとっていたので、三人のヒロインを設定しました。つまり新ヒロイン三人娘のうちの一人、ということですね。

 以下、ネタバレ要素を含みます。

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天真爛漫がコンセプト

由羅 裏表の無いキャラ、として当初設定されたのが由羅でした。良思ったことがすぐ顔に出て、行動してしまうキャラです。そういうわけもあって、主人公である桐生真斗との出会いは最悪の形となりました。ところが何の悪戯か、最悪は最悪とならず……という形で物語は進んでいきます。

 持っている力は化け物じみていますが、良くも悪くも普通のひとです。そのせいで、作中では悲劇に巻き込まれやすかったりします。随所で一番痛い目に合っているキャラかもしれません。

 生まれは何と紀元前。ibisノベルの登場人物の中でも、屈指の長生きです。とはいえそのほとんどは眠っていたので、実際の行動時間は案外短かったりします。

 本名はユラスティーグといい、由羅という名前は真斗につけてもらったものです。『終ノ刻印』より先の話にはなりますが、半ば勝手に桐生由羅とも名乗るようになります。

千年ドラゴン

 伝説となった千年ドラゴンそのひとで、作中では三人いる千年ドラゴンの最初の一人だったりします。そのせいで潜在能力は断トツなのですが、技術面がさっぱりの素人なので、総合的にはそこまで強くなく、よく苦戦するわけですね。
 戦闘となれば基本ステゴロ。そのため常に痛々しい。

 元々は奴隷の子で、最初の魔王であるレイギルアに見初められ、そのため彼の妹であるジュリィや、契約者であるレネスティアやエクセリアといったややこしい存在と出会うことになります。一時は幸せを得るわけですが、長くは続かず現代に至る、というわけです。

 千年ドラゴンになってしまったことも、決して本人が望んだわけではなく、だからこそ悲劇も起きやすかったといえます。

『終ノ刻印』のメインヒロイン

 ヒロインは三人いましたが、その中でもメインと位置づけとしてデザインされたのが由羅です。『悠遠ノ絲』でいうイリスの立ち位置ですね。

 ところがこの『終ノ刻印』、登場人物が多く個性的なキャラが多いため、また作者の力不足もあって(私のことです)苦戦する(ヒロインの座を巡って、という意味で)ことになるんですね。
 もっとも登場回数は多く、次作である『銀ノ鏡界』においてもあちこちで活躍します。

 というのも使い勝手が良く、非常に書き易いキャラだったからです。やはり裏表の無いキャラというのは書き易い。そのせいか、由羅に関する文章量が増えたのも事実です。何せ色んなキャラクターに絡んでくるので、作中でも大忙しなわけですね。

 そういった意味でも、ibisノベルの中に無くてはならないキャラに育ってくれたのでしょう。