『転生したらスライムだった件⑧』 感想&紹介

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領土掌握編

 前巻まではシリアスな展開が続いていましたが、第八巻である『領土掌握編』は多少ほのぼのした感ありで、いわゆるお祭り準備編とでもいえるような内容で、個人的にはWEB版の時から好きなお話です。

 実際のお祭りはもちろんのこと、その準備をするまでの過程の方も楽しいものでして、読んでいても同じ気分にさせてもらいました。

 この巻には個人的に好きなキャラクターであるミョルマイル君が再登場するので……リムルとのあの悪巧みでもしているような雰囲気は、何やら大好きなのです。

お祭り開催の招待状

 ヒナタや聖騎士団との和解し、神聖法王国ルベリオスとの国交樹立に至ったリムルやテンペスト。それに至るまでのシーンでは、ルミナスの露出がWEB版よりも多かったことが特徴です。
 その中にあった宴会でも、日本の食文化を異世界に持ち込むという発想は、なかなかどうして面白いものですね。

 ともあれリムルがヒナタに勝利したことにより、各国も対応を迫られることになります。あるいはドワーフ王国であったり、あるいは魔導王朝サリオンであったり。そんな国々へとテンペストから招待状が届きます。

 何の招待状かといえば、リムルの魔王襲名をお披露目するために、テンペストにてお祭りを開催するというもの。それにどうぞ来ませんか? という内容です。

運営・企画もしっかりと

 そのお祭りを開催するにあたってリムルが目をつけたのが、商人のミョルマイル。相談しているうちに話は盛り上がっていくわけですが、夢を語るというのは、それができそうであるのならば、聞いている方も面白いというもの。なおかつそれに参加できるというのならば……ということで、ミョルマイルはテンペストに向かうことになります。

 リムルの配下はリムルのチートに引きづられて強くなっていくわけですが、ミョルマイルは自身の才覚のみでのし上がっていくわけで、こういうキャラクターは大好きだったりします。

 また一方で魔王ラミリスがテンペストにやってきて、その流れから地下迷宮の話が持ち上がります。上と下で、お祭りの準備が始まるわけですね。

 少し話がそれますが、現実におけるオリンピックなども、これに似たようなお祭りなのでしょうが、残念ながら準備段階からうまくいかないのが現実。東京五輪も他国に負けず劣らすのばたばたしっぱなしで、果たしてどうなるのやらといった体たらくですが、同じ国民として成功して欲しいものです。

恋愛要素も

 話の最後になると、お祭り開催に先立ってジュラの大森林の各種族の代表がやってくるわけですが、テング族のモミジもここで初登場。WEB版よりもかなり詳細に書かれていまして、ある意味では恋愛要素のまったく無いリムルに成り代わり、ベニマルにその役が回ってくるわけですね。

 さて今後、この辺りがどのように書かれるかも楽しみです。