『転生したらスライムだった件①』 感想&紹介

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 今回は現在絶賛お奨め作品である『転生したらスライムだった件』のGCノベルス版、第一巻の紹介です。
 著者は伏瀬氏、イラストはみっつばー氏がかかれています。
 まずは簡単なあらすじを。

 主人公である三上悟(37)は、ある日通り魔に刺されてあえなく死亡。しかし気がつくと、別の世界でスライムとして転生していたというわけのわからない状況に。見事なまでの最弱モンスターになってしまったが、そこは気楽に第二の人生を歩み始める三上悟だったが、そこで天災級モンスターであるドラゴンと出会ったことで、その運命が動きだす――

 とまあ、始まりはこんな感じですね。何かがきっかけで異世界に転生して物語が始まる、という導入部分はよくある展開で、特にひねりがあったわけでもないのですが、ライトノベルは「もしも」を文章化したようなものだと思っているので、このあたりの展開については何とも思わず、さくさくっと読み進めていきました。



 世界観は、よくあるファンタジーを想像していただければいいかと思います。人間もいますし、モンスター(作中では魔物と表記されています)はゴブリンやオーク、エルフなど、聞きなれた種族が一通りでてきます。読み進めていくと、けっこう色んな種族が出てきますよ。

 第一巻は、主人公であるリムルが成り上がっていく過程のきっかけが描かれています。
 まずゴブリンの村を助けるところから始まり、結果、村の主になってしまうのですが、リムルは村を徐々に大きく、住みやすい環境に変えていくわけですね。ところがゴブリンにそんな技術は無く、この世界において優れた技術を有しているドワーフの国に行ってみよう、という流れになります。

 この小説を読んでいて私が気に入ったのは、まあ主人公はチートなスライムなのですが、物語が決して剣と魔法だけで進んでいくわけではないんですね。技術、文化交流、外交、インフラといった要所要所までしっかり書かれているんですね。国作り、がこの小説の前半では主体になっているので、この辺りのことがしっかり書き込まれているとリアリティがあって面白い。
 読んでいてふと思ったが、まあ余談ですが私は歴史好きにありがちな、歴史シミュレーションゲームなどもよくやるのですが、その内政を具体的に見ているような気分になるわけでして。

 ともかくこの小説は経済活動等もうまくストーリーに盛り込んでいるので、単純なファンタジーとは一味違うと感じ、ドワーフ王国のくだりを読んでいた時にはもう、すらすらと先を読み進めていく状態でした。

 第一巻では作中を通してキーパーソンとなる井沢静江との出会いと、リムルの人化まで書かれます。
 主人公は37歳のおっさんなのですが、人化すると……。まあこの辺りのギャップも、この小説に人気がある要因かもしれませんね。

 今回は簡単な内容紹介と、感想を織り交ぜて書いてみました。
 近いうちに第二巻についても書いていきたいと思います。

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