スライムの起源

 今回は今までとちょっと変わった内容を書きたいと思います。以前の記事の『転生したらスライムだった件②』で少し出てくる魔物、いわゆるモンスターについて触れました。今ではファンタジー世界にごく当たり前のように登場する彼らですが、遡っていくと、出自は色々違っており、今のようなイメージとして定着するにはそれなりの年月がかかったようです。
 これを興味本位でちょいちょいっと調べてたらなかなか面白そうだったので、せっかくだから記事として今後まとめていこうかな、と思い、とりあえず書いてみることにしました。


 スライムとは?
 ではせっかくなので、お奨め小説『転生したらスライムだった件』の主人公であるスライムから!
 ……。書こうとして、うーん、と悩む羽目になりました。スライム。名前も形状もすぐにイメージできます。それだけ有名なモンスターです。でもどこから来たのかと聞かれると、まったく答えられない自分がいました。スライムというと、どうしてもRPGゲームに出てくる最弱モンスター、というイメージしか無かったわけですね。

 というわけで調べてみました。ネットには優秀なフリー百科事典、ウキペディア様がいらっしゃいますので、今回もこれ頼りです。
 するとなになに……スライムとはどろどろ、ぬるぬるしまものを大雑把に指す言葉だった、とありました。そこにはモンスターのモの字もありません。しかも1970年台に玩具としてスライム状の物質を発売し、大ヒットだったとか。発売元はアメリカですが、日本でも1978年に発売され、250万個が売れたとか。
 さすがにこの時期は私が生まれる前なのでさっぱり分かりませんが、私が知りたかったのはコレジャナイ……。
 と思い、再度検索検索っ!

 架空の生物としてのスライム
 出てきました。良かった……。
 で、それによると、
 人類はこれまで架空の生物をたくさん創造してきたわけでして、モンスターの類も古代より描かれているものが多いのですが、その架空の生物を想像するにあたって既知の生物を使って、ということが多かったわけですね。そういうわけで、古代にはスライムのような架空の生物はほとんど登場していないとのこと。なーるほど、分かりやすい。

 ウキペディアによると、初めてスライムが登場したのはアメリカの作家、ジョセフ・ペイン・ブレナンによる『沼の怪』(1958年)であるらしいですね。それよりも前、1931年にH・P?ラブクラフトが発表した小説『狂気の山脈にて』の中に登場する黒い粘液状の生物ショゴスがが、スライムの祖先となるそうな。
 その後ゲーム等によってスライムのイメージが整理され、現代に定着するものになったそうです。色々なゲームに出てくるようになったスライムですが、やはり『ドラゴンクエスト』でのイメージが、少なくとも私の世代にとっては大きな影響を与えたことは間違いなさそうです。

 つまりスライムの歴史は案外浅いというわけですね。にも拘らずしっかりイメージできるのですから、ちゃっかりした存在です。そしてだからこそ、まだまだ新しい発想で題材に取り入れることができる、ということかもしれません。やはりヒットする小説は、こういった着眼点や発想が不可欠なんですね。

 雑学・豆知識として
 今回のような知識は知っていたところで日常生活の中ではまったく役に立たない類のものでして、雑学や豆知識のようなものです。この二つの意味は良く似ていますが、雑学は知らなくても困らない知識である一方、豆知識は知っていると便利、という違いがあります。人によってはこんなモンスターの知識など知らなくても困らないでしょうが、小説などを書かれる方にとっては話が別です。こういった知識が思わぬヒントになる、ストーリや世界観が膨らんだりするものですから。

 ブログ内で書いている歴史関係についても、同じことがいえます。そんな昔の人物のことなんて知らなくたって困らないやい! ……その通りだと思います。しかし色んな人物の歩んだ歴史を知ることで、今度はキャラ作りの際に役に立つことがあるかもしれません。何と言っても実際にあったことを参考にできるのですから、これ以上のものはありませんしね。

 そういうわけで、このブログで扱っている記事は、結局のところ小説を書くために役に立つもの、に根ざしているわけです。まああくまで個人的にそう思っているだけ、かもしれませんが、もし他の方にも参考になって貰えれれば嬉しいですね。