『レンタルマギカ 魔法使いの宿命!』 感想&紹介

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魔法使いと夏の海

 第五巻は再び短編集になっています。
 この回はいわゆる水着回、です。目の保養……というか、イメージの保養になるかと思いきや、ここぞとばかりにアピールするとあるキャラのおかげでちょっとした事故レベルですw

 お話の内容としては、いわゆる人魚の話です。人魚というのは日本はもちろん、欧州の方でも伝えられているものですが、やはり地域のよってその性質は違ってきます。


 セイレーンやローレライ、といったものが西洋では有名ですね。どちらにせよ、船乗りにとってはよろしくない存在だったようです。
 日本ではかなり古くから人魚の伝承が残っています。八百比丘尼伝説などが有名ですね。

魔法使いと学校の怪談

 学校の怪談は日本全国で有名ですが、私の出身の学校にはあまりそういったものはなかったですね。理科室には白骨標本がありましたし、ホルマリン漬けにされた何やらよくわからないものもあれば、二宮金次郎の石像もありの、音楽室には音楽家達の肖像画もたくさん飾ってありましたが、確かに一人でそういった特別教室に行くのは不気味でしたが、怪談自体は無かったんですよね。良かったような、残念なような。

 話がそれましたが、この話はちび穂波やちびアディが登場します。要するに過去のお話です。学院時代の入信儀礼を中心に書かれています。
 二人がどういう経緯が知り合ったのか、その辺りが描かれているので貴重な一話かもしれません。

 作中でも書かれていましたが、怪談は日本古来からあったものもあれば、明治期に輸入されたものもあります。怪談ブームというものがあったそうです。

魔法使いと星祭り

 短編ですが上下偏なので、ちょっとした中篇の規模があります。
 今のところ正体がいまひとつ不明な猫屋敷蓮の過去が、少し明かされます。その際に出てくる兄弟弟子である石動圭は、このシリーズにおいてちょくちょく出てくるのですが、個人的にお気に入りの脇役の一人です。レンタルマギカでは天才レベルのキャラがぽんぽん出てきますが、その中にあって彼はいわゆる凡人であり、しかし努力は当然ながら惜しまず、更に卑怯な手も厭わないと、その苦心ぶりが大好きだったりします。

 ちなみに作中で行われる星祭りとは、仏教の中でも密教と呼ばれるものの祭儀です。元旦や冬至などに行われ、災害や災いを除くために行われるそうです。星供養とか、北斗法とも呼ばれるそうです。宿曜道といわれる、占星術にもまつわるものですね。

 もっともこの宿曜道というのは、道教由来の陰陽五行思想なども混じっており、かなり雑多なもののようです。作中で猫屋敷が行うことができたのも、この辺りがきているというわけですね。

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