ibisノベル 用語大辞典 ま行

ま行

埋蔵第四層(用語)

 アトラ・ハシースにある最下層に位置する知識の部屋。いわゆる禁咒と呼ばれる知識が収蔵されている。元々はマルダの部屋と呼ばれており、それを封印するため三層の結界の下に埋蔵されたことが由来となっている。

魔王(用語)

 異端の原点。レネスティアによって選ばれ、契約によって人より変質した者。実際には契約ではなく、彼女の強い認識力によって根本より変質させられた存在である。

魔王の契約(用語)

 魔王となるには、悪魔――つまりレネスティアと何らかの契約を結ぶ必要がある、とされている。しかし実際、契約内容はもちろん、その行為自体にも大して意味は無い。

マスター(用語)

 アトラ・ハシースの称号の一つ。これは枢機会議によって認められたものがなることのできる一種の名誉職であり、第一位の位階であるオーアにまで至る必要はない。また逆に認められなければ、例えオーアであったとしてもマスターになることはできない。マスターになると弟子を取ることが許され、自分の選んだ者を育てることができるようになる。

魔族(用語)

 魔王の血を濃く引く存在のこと。
 魔王ほどではないが、人に比べ、優れた身体能力を有す。寿命も二百年は生きるという。
 もっともその能力や寿命は、基本的に魔王の血の濃さに比例する。薄まれば薄まるほど、人間のそれに近づいていく。

マルセル・ラルティーヌ

 アトラ・ハシースを創設した黒賢者の一人。ラルティーヌ家の始祖。アトラ・ハシースではクラウスの補佐をしていたが、彼がマルダの部屋に捕らわれ行方不明になったことで、組織の全権を預かることになる。これが名家としての始まりでもあり、その子孫はアトラ・ハシース内で重職を担い続けた。

マルダの禁咒(用語)

 サルバドールがエクセリアの知識を得、後に考案した咒法の総称。

マルダの部屋(用語)

 サルバドールによって作られたアトラ・ハシースの禁区。大結界。ジュリィやエクセリアより得た、特に禁咒とされる知識を中心に、彼が考案した咒法などを蓄え続けた空間である。後の埋蔵第四層の原型。

三日月の弓(用語)

  →ベファーリア。

メディウス家(用語)

 ジェラール・ロイディアンを祖とする異端の家系。シュレストが死に、異母弟を頼ってカルディアナまで来たジェラールに対し、弟のリストは自領のカルディアナを分割し、バルライン地方を譲渡した。ジェラールはその際にロイディアンの姓を捨ててメディウス姓を名乗り、異端であることを忘れ、世俗諸侯の一員となった。フォルセスカの時代においてアトラ・ハシースによって滅ぼされなかった、ほぼ唯一の異端の一族である。

メルティアーナ・ディーネスカ(人名)

 シュレストの第五子。次女。
 兄弟姉妹の中では最も人望に厚く、目的のためには手段を選ばなかったシャルティオーネですらメルティアーナを敵とすることを躊躇い、ナウゼルもまた唯一外部に協力者として欲していた人物である。継承戦争においてはアルティージェに味方し、彼女にとって最も敬愛する存在となった。
 彼女は特に軍略に長け、アルティージェの軍師として彼女を勝利に導くことになる。また戦争を通じ、様々なことを教示してアルティージェの成長を大いに助けた。メルティアーナが継承権を放棄し、アルティージェに味方したことは、アルティージェにとっての最大の天運だったといえるだろう。
 戦争中に出会ったメレディス・ラウンデンバークを気に入り、側近として常に傍に置いたが、戦争終結後に添い遂げることになった。そのためメレディス共々ラウンデンバーク家の祖とされている。

メレディス・ラウンデンバーク(人名)

 ラウンデンバーク家の祖。継承戦争時代の名将の一人。元はゼルベルートに仕える臣であったが、継承戦争により彼の一族は滅び、メレディスはその残党を率いて雌伏していた。その後、コーカカーサスの戦いに敗れて逃走するメルティアーナとアルティージェを救い、クリセニアにて反撃の機会を待つように進言する。その後メレディスはゼルディアのベデゥセーウ家との同盟を成立させるのに大きく貢献した。
 これまで異性に興味を示さなかったメルティアーナが初めて興味を持った人物で、一方的に好意を向けられることになる。当初は彼女の臣下として仕え、半ば辟易していたメレディスであったが、やがて受け入れることになった。戦争終結後、メルティアーナを妻として迎え、クリセニアに移り住んだ。
 アルティージェにとってはエドランドと同じく功臣の一人であったものの、姉に関してのことのみ羨望の対象であった。


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