ibisノベル 用語大辞典 は行

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パーピュア(用語)

 アトラ・ハシースにおける階級の一つ。第五位。

白魔七星の杖(用語)

  →ヘルシオン。

長谷淳一郎(人名)

 淳哉の父親であり、京都府警生活安全課13係の警部。府警が柴城興信所に仕事を依頼する際の、窓口になっている人物である。

長谷淳哉(人名)

 録洋台高校三年生で、生徒会副会長。人望があり、やればできるひと。父親が警部であり、柴城興信所のことを知って、要へと仕事を依頼をすることになる。

八家の擾乱(用語)

 華賀根のクーデターから始まった、一連の九曜の後継者騒動。紫堂夕貴が後継者として名乗りを挙げたことで複雑化し、九曜八家を巻き込んだ騒動となった。後継者候補であった三人のうち、夕貴は継承権を放棄し、茜は九曜より追放となったことで、楓が正式な跡継ぎとなり決着した。影響として、最終的に法月家や桐生家、襟宮などの黄利一族などが九曜から離脱することになる。

パルティーンの乱(用語)

 ゼルディア・クリセニア戦役の最中に起こった僧会の内乱。これによりバルッセオ大司教は失脚し、復権を狙ったアルゼスは死亡した。しかしアルゼスの思惑通り、ラルティーヌ家の権力集中に至る道は用意され、次の次の大司教に息子のジョーゼスが就き、世襲体制が整うことになる。

バルニア侵略戦争(用語)

 バルニアとクリニセアの間で起こった戦争。当初クリニセアは押され気味であったが、ナルヴァリアがクリニセアの援軍として味方したことで、戦局は一変する。バルニアの撃退に成功し、王を自称していたサザン・ディーネスカはプラキア・ウォルストーンによって討ち取られ、敗死した。
 これによってコルセシアの東部に覇を唱えたバルニアは崩壊し、後にトルメストと争うことになるローレシアの基盤となる。またクリニセアではこの戦争終結後に、プラキアがロノスティカの側室として嫁ぐことになった。

左の禁咒(用語)

 ネレア・ラルティーヌによって考案された禁咒。左の十字架、左の聖域、左の黙示録など、強力無比なものばかりで、現在アトラ・ハシースにおいては埋蔵第四層にその知識が残っているが、彼女以外に使えた人間はいないとされている。現代においては九曜楓やベファーリアが使い手である。

氷柩(用語)

 千絲ノ封によって封印されたイリスを安置した、氷の柩。
 永久凍土の禁咒によって創り出された氷で、決して溶けることはない。その正体は、かつてユラスティーグを氷付けにしたレネスティアの憎悪の結晶であるアルレシアルであり、ずっと彼女を封印し続けてきた氷より削り出し、咒法によって加工したものである。

氷涙の剣(用語)

  →アルレシアル。

フィースティ・ウォルストーン(人名)

 クリーンセスの第二夫人。リストの母親。側室ということもあり、常に控え目で目立たぬよう振舞ってきた。しかし息子であるリストは人質として出されていたこと、またクリーンセスが新たに年若いクェラを妻に娶ったことで、常に肩身の狭い思いを味わってきたといえる。それを見かねたリストにより、ゼルディアが統一された時点で呼び寄せられ、母子共にゼルディアとは反対の地へと移り住んだ。そのため千年ドラゴンの災厄に遭うことは無かった。

封印城ブラフト・ダーン(用語)

 ブラフト・ダーンはクリセニアの中心に位置する地域で、ラウンデンバーク家によって始まったクリニセア侯爵家によって城は普請された。ブラフト・ダーン城を中心にラウンデンバーク家によって代々クリニセアは支配されてきたが、魔王フォルセスカの時代になると戦火に巻き込まれ、クリニセア侯爵家は滅亡する。その後異端と僧会との争いの場となったが、最終的に僧会の支配下に置かれることになった。
 フォルセスカが死亡し、イリスが封印されると、その封印はラウル・ラルティーヌによってブラフト・ダーン城へと運ばれ、厳重な封印を施されることになる。ラウルはブラフト・ダーン城の城主となり、その一族は代々イリスの封印を守ることを義務付けられた。そのためブラフト・ダーン城は封印城と呼ばれることになるのである。

フォルセスカ・ゼフィリアード(人名)

 最後の魔王。元はアトラ・ハシースであったが、エクセリアとネレアの契約を結ぶ前夜にレネスティアに誘惑され、彼女を選んだ。死神であるイリスの父親である。レネスティアとの契約の一方で異端の王として各地を転戦し、僧会と戦いながらその版図を広げたが、やがて僧会の反攻によって彼の異端は滅亡し、フォルセスカ自身、ネレアによって殺害された。このことが契約違反となり、その魂は永久にレネスティアによって支配されることになる。

縁谷聖子(人名)

  →鬼燈聖。

ブライゼン・ディーネスカ(人名)

 ナウゼルの長子であり、シュレストの孫に当たる。継承戦争では父ナウゼルに信任され、常にその傍にあって先鋒を担った。父に劣らぬ才覚で、度重なる戦線でアルティージェに苦戦を強いている。しかし継承戦争における天王山であるディーネスカ戴冠戦において、初めて一軍を率い、メルティアーナと対決するも、経験の差から大敗を喫することになった。そしてこのことは、継承戦争の敗北に直結することになる。
 終結後、ブライゼンは父共々捕えられたが、後に釈放されて自由の身となった。ナウゼルは処刑されたもののブライゼンはこれを恨みと思わず、コルセシアを離れてクリニセアに隠れ住み、名をローと改名してひっそりとその人生を終える。彼の子孫はローという名を家名とし、ディーネスカの姓を名乗ることは無かったが、ブライゼンの名を忘れることなく継承し続けた。

プラキア・ラウンデンバーク(人名)

 フォルセスカが現れるまで、異端の盟主としてあった人物。レダが最初に仕えた主で、義理の母のような存在であった。アルティージェも認めるほどの稀代の魔女であり、フォルセスカの側近としてかの異端を支えた。しかし第二次ゼル・ゼデス異端裁定において、イリスと戦い命を落とすことになる。

ブラフト・ダーン異端裁定(用語)

 僧会が異端とする諸侯に対し、初めて全面対決を挑んだ戦い。不意を突かれたことと、当主であるロノスティカの老齢から、彼は全面対決よりも異端の存続を図り、妻であるプラキアを初めとして主だった者は、ゼルディアへと落ち延びることになった。しかしロノスティカは最後まで残り、イリスと戦ったことで命を落とす。これによってクリニセア侯爵家は滅亡した。
 この戦いの最中、フォルセスカは赤子の時に奪われたイリスとに再会し、矛を交えることになる。

ブラフト・ダーンの乱(用語)

 ラウンデンバーク家統治のクリニセアにて起こった内乱。首謀者はプラキア・ウォルストーンで、時の当主、ロノスティカに対して侯爵位の禅譲を迫ったことに端を発する。自身の力の才能に自信を持っていたプラキアであったが、ロノスティカを相手に全く敵わず、乱は一気に沈静化した。この時の乱が原因となってドゥークの一族は迫害に遭い、彼は両親を失っている。

フロイス・アーレスト(人名)

 アトラ・ハシースの司教。軍事に長けているが、穏健な人物である。特にどの派閥にも属していなかったが、その公正で実直な人柄から司教に就任した際に、アトラ・ハシースの軍令長官となった。
 ゼルディア・クリセニア戦役においては停戦を主張し、バルッセオ大司教と対立。息子のカールロス司祭共々投獄され、処刑されそうになる。フロイスには人望があったため、バルッセオへの反発が一気に高まった。父親が投獄された際にアルゼスより情報を得、逸早くパルティーンを脱出していた娘であるステリア・アーレストが、父親の教区の一軍を率いてパルティーンを強襲。僧会の混乱は頂点に達する。その混乱においてバルッセオは捕えられ、アルゼスは死亡し、パルティーン大司教位をフロイスが継ぐことになった。彼は異端との戦端を避け、そのため彼が大司教に就任している間はフォルセスカの時代の異端にとって最盛期で、束の間の平和が続くことになる。

ベアール・フィーア(人名)

 トルメストの将。女性でありながらその胆力をルーレックに認められ、コルセシア戦役におけるトルメスト攻防戦において、僧会軍本陣への奇襲部隊を任された。戦役以後、コルセシア統一戦では各地を転戦した。

ベイク・ベルクマン(人名)

 クリニセア領ラウ・ダナンにおける、反僧会のリーダー。侯爵家の生き残りであるレダに心酔し、僧会への抵抗活動を強めていった。しかしラウ・ダナンに派遣されたディアンとイリスによって危機に瀕したが、レダの介入とディアンの酌量により、村人を率いてゼルディアへと亡命することになる。 

ベデゥセーウ家(用語)

 イラ・ベデゥセーウによって始まった異端の家系。彼女の祖父はラウジェル・ディーネスカであり、シュレストに血に連なる異端である。ゼルディアの北方に拠を構え、継承戦争時にアルティージェに味方したことで、その後コルセシアを統一した彼女によって友好国として扱われた。
 その後、ゼルディアの南に現れたクリーンセスとゼルディアの覇権を巡って長く争うことになる。しかしそれもクェラ・ベデゥセーウの代になり終結をみた。両家は統合されたが、後に天災として現れる千年ドラゴンの災厄を受け、一族は滅んだ。

ベデゥセーウの樹海(用語)

 クリーンセスの第三夫人であるクェラが作り上げた、人工の樹海。内部は迷路のように複雑で、来る者の侵入を拒んでいる。クリーンセスの居城、ゼル・ゼデスを守るために作られた。

ベファーリア(用語)

 ゴルディオスの複製の一つ。三日月の弓。弓の形状をしており、コピーの中では最も質が良いとされている。後世にはネレア作とされているが、実際にはベファーリアという少女の助言によって、完成させることができた。そのためネレアはその少女の名前を武器の銘としている。ラルティーヌ家に伝わり、その後九曜家へと引き継がれていった。現在の使い手は九曜楓。

ベファーリア・ディエフ(人名)

 エルオードとラスティラージュの娘。エルオードによって双鏡禁咒をかけられ、エクセリアの虚像を映す核にされてしまった。しかしその完成度ゆえにエルオードに殺害されてしまう。ネレアの生きた時代にもう一度復活するが、これもエルオードの手によって再び殺害され、世界に居場所を見失う。そして三度蘇った現代において、居場所の無い世界を捨て、自分だけの鏡の国を作ろうと画策する。

ヘルシオン(用語)

 白魔七星の杖とも呼ばれる。イクティオンと対を為す武器で、“白魔七星の氷砂”という咒法が、その根源。シャルティオーネのためにシュレストが作った十魔の武器の一つで、さらに咒力の増幅の機能が付加されている。

ベル・セウラ(用語)

 ゴルディオスの複製の一つ。断罪の黒槍。槍の形状をした武器で、代々アーレスト家に伝えられてきた。現代の所持者はシャレム・アーレスト。

崩界咒(用語)

 結界咒の一つで、裄也のオリジナル。イリスと繋がった絲魂を使い、また彼女の存在力と原理崩壊式を組み合わせることで、編み上げた結界内の咒力的作用を完全に無効化することができる。同じ絲魂を共有しているイリスにも使用可能であるが、彼女の場合さらに原理崩壊式の出力を上げれば、結界内の存在全てを滅ぼすほどの危険な効果を得ることができる。

法月家(用語)

 九曜八家の一つ。八家の中では華賀根に次ぐ勢力と発言力を持っている。九曜の分家であるが、鬼燈の分家であるという意識の方が強い。しかし鬼の末裔であることは伏せられており、一族でも知る者は多くなかった。聖を立てる夕貴に協力し、後継者選定においてこれを支援した。

法月比佐火(人名)

 法月家当主代理であり、九曜の宿老会においても代理としてその地位を認められている。父親が病床にあることから、実質彼が当主として法月家を動かしている。夕貴に協力し、聖を本家の主君として忠誠を誓っている。

崩咒陣(用語)

 結界咒の一つで、咒法の威力の低下、もしくは無効化するための咒法。坂貫は裄也の使用した崩界咒を見て崩咒陣と称したが、原理は全く異なり、その効果も雲泥の差である。


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