用語大辞典 か行

か行

カールロス・アーレスト(人名)

 フロイスの長子にしてステリアの兄。父に似て実直な人物であった。ゼルディア・クリセニア戦役においてはバルッセオ大司教と対立し、父と共に投獄される。しかし妹のステリアの起こしたパルティーンの乱により、九死に一生を得た。
 バルッセオの後を継ぐ形でフロイスが大司教となり、彼の死に際して世襲を嫌ったカールロスは、妹の夫であるジョーゼスに大司教位を譲った。クェイガとカインの父親でもある。

カイン・アーレスト(人名)

 魔王討伐に功のあった、三賢者の一人。カールロスの第二子にして、クェイガの弟。
 アトラ・ハシースにおいては、ネレアに次ぐ実力の持ち主であった。寡黙で多くを語らない人物であったが、その任は忠実にこなしていた。異端裁定においては、数多の功を上げている。
 兄の野心を憂い、そのせいか、彼の咒法に嵌ったレネスティアを救っている。エクセリアにとっては、レネスティアがイリスやフォルセスカを手に入れられないよう、千絲ノ封が熟成しきまでの間の時間稼ぎができれば良かった。教えられた千絲ノ封が、決して完全でなくてもエクセリアにしてみれば問題なかったのである。悪魔を相手に無謀なことをする兄を見て、失敗を確信したカインは、あえて自分が介入することで失敗させ、レネスティアに恩を売る。そのためクェイガは、千年の地獄で許されることとなるのだった。

華賀根家(用語)

 九曜八家の筆頭。その発言力、経済力は八家の中で最大で、またその血統は最も九曜に近く、優れた咒法士は輩出してもいる。その野心を坂貫幸造に突かれ、宗家を相手にクーデターを起こすものの、それは予め失敗するように仕組まれていた。混乱の沈静後、騒動の収拾にあたった蓮の功績もあって、取り潰しになることはなかったが、筆頭の座を法月家に譲り渡すことになる。

華賀根 蓮(人名)

 華賀根家の長女。同世代において、婚約者である樹に次ぐ実力の持ち主。総合的には樹の方が上であるが、持って生まれた才能では彼を凌駕しており、単純な咒力の力では彼女の方が上で、九曜の直系に準じるほど。
 生まれた時から樹との将来を定められていたが、あまりこだわらない性格であったこともあって、高校の時に真斗と付き合うことになる。このことが、真斗と樹の仲を険悪にさせる要因となった。自分が原因で真斗に迷惑をかけたことを気にしており、彼が離れた後も未だに気を遣っている。
 可愛いものが大好きで、すぐに抱きつきたがる癖がある。特に最近ではエクセリアがお気に入り。

梶川探偵社(用語)

 奈良にある九曜の支所。管轄は計都。菊咲樹が派遣されていた所であり、その実績は高かった。しかし夕貴と鏡佳の襲撃に遭い、樹を除く全員が皆殺しにされてしまう。

カリネ・クリスト(人名)

 茜がアトラ・ハシースに入った際に身を寄せることになったクリスト家の次女。シャレムとは同い年で、非常に仲が良い。茜のことを妹のように接しており、彼女にとっても姉代わりのような存在であったが、姉と呼ばれたことはなかった。茜、シャレムとは同じ学校に通っており、二人の仲裁役になることがしばしば。茜も感心するほど料理の腕がある。
 ギルスがラゼルの弟子だった頃、不慮の事故にあったカリネを助けると偽り、その身体を無理やりD計画の披験体に使われている。ドール・チルドレン。

観測者(用語)

 ものを認識することによって、それを存在たらしめている存在。エクセリア、レネスティアがその最初の二人。後にイリス、ベファーリアといった存在も現れる。

鬼梗(用語)

 三鬼将のうちの一人、鬼梗の鬼。またその一族。関東を拠とした鬼で、天慶の乱の際には平将門に協力した。当時の三鬼の中では首領格にあったが、九曜との戦いやがて離反に遭い、滅ぼされることになる。

鬼梗塚(用語)

 千年前、鬼梗の一族が滅んだ終焉の地。九曜の直轄霊地の中でも完全に秘匿されており、その場所を知る者は僅かしかいない。当時は滅ぼされた鬼の怨念が酷く、塚を建て、場全体を封印するしかなかった。
 長らく放置されていた場所であったが、近年再び使用されている。五百年前にラルティーヌ家より伝わったイリスの封印を担っていた千絲ノ封の還元が行われ、この場所にて九曜楓と和泉裄也が誕生した。

菊咲 樹(人名)

 菊咲当主、菊咲十郎の甥。同世代では楓に次ぐ実力の持ち主。許婚である蓮のことを大切に想っており、その蓮が付き合ったことのある真斗に対しては、好意を抱いていない。性格は紳士で、九曜に対しては忠誠を尽くしている。
 生まれた時より華賀根の者との将来が定められていたが、樹が菊咲家の思っていた以上に成長したため、宗家九曜の次女との婚約が画策されたことがあった。結局破談になったものの、その時に茜の実力を認めた彼は、その後彼女に協力するようになる。

菊咲家(用語)

 九曜八家の一つ。近年台頭してきた家柄で、現在では法月に次ぐ地位にある。当初は華賀根に接近し、地位向上に努めていたが、クーデターにより華賀根の権威が失墜したことで、法月を相手に八家筆頭を狙って争うことになる。

菊咲十郎(人名)

 菊咲家当主。樹の父親の兄に当たる。九曜の宿老の一人でもある。菊咲家の地位向上や発展に腐心しており、一族の中でも有望な樹と茜の婚姻を取り纏めようと画策した。

鬼燈(用語)

 三鬼将のうちの一人、鬼燈の鬼。またその一族。元は信州に割拠する鬼であった。千年前に鬼龍紅葉に協力したことで朝廷と戦い、痛打を受けた経緯がある。その後の九曜との争いの最中、鬼龍と共に九曜へと翻り、かつての首領だった鬼梗を滅ぼした。その後一族は近江の山中に隠棲し、現代に至る。また一族の中の一部は、九曜と混血し、法月と姓を改め、八家の一角を担うようになった。しかし本家である鬼燈家は九曜司の策謀により、紫堂家と争い滅亡することになる。その後八家の擾乱を経て、鬼燈聖によって再興された。

鬼燈 聖(人名)

 現代に残る鬼の血を引く鬼燈家の直系としては、最後の一人。特に彼女は一族の中でも先祖返りを起こした稀有な才能の持ち主であった。しかし本家が紫堂によって襲撃され、彼女以外の家族全員が殺されてしまう。復讐を誓った聖はその後紫堂を襲撃し、夕貴以外の全てを殺害して、紫堂を滅亡させた。その際に命を救ってくれた夕貴に生涯の忠誠を捧げ、これに従っている。夕貴と共に録洋台高校に通っている間は、縁谷聖子という偽名を使用していた。

ギュールズ(用語)

 アトラ・ハシースにおける階級の一つ。第四位。

鏡界事件(用語)

 鏡佳により作られた“鏡結界”を巡り、現実世界の存亡をかけて争われた一連の事件。八家の擾乱の最中に起こったため、九曜の後継者問題に大きな影響を与えた。

極光戒(用語)

  →アルレシアル。

鬼龍(用語)

 三鬼将のうちの一人、鬼龍の鬼。またその一族。元は奥州を地盤とした鬼である。千年前の九曜との争いでは、鬼燈と共に九曜へと翻り、かつての首領だった鬼梗を滅ぼしている。その後その一族は完全に九曜に溶け込み、名を桐生と改めて後の九曜八家の一角となった。

鬼龍呉葉(人名)

 奥州鬼龍の一族で、都に上り、後に戸隠に流刑にあった。彼女はその地で悪逆の限りを尽くし、平維茂によって討伐された。都に上った際に、紅葉と名を改めている。

桐生家(用語)

 桐生八家の一家であるが、かつての威勢はすでに失われている。九曜の血統もかなり失われており、近年では才能ある人材を輩出できなくなってきていた。しかし九曜と完全に縁の切れた和泉家などとは違い、桐生家は代々九曜の組織体系に属している。

桐生契斗(人名)

 桐生家の長男。真斗の兄。九曜の密偵として、全国を渡り歩いている。大学時代にアルティージェと出会い、その後彼女の気になる存在になってしまった。弟と共に、ディーネスカと縁の深い人物。

桐生真斗(人名)

 『終ノ刻印』の主人公。桐生家の次男で、柴城興信所にアルバイトとして所属し、異端絡みの事件を扱っている。由羅によって殺されるが、エクセリアに認識されることで復活した。ディーネスカの紋章の継承者でもある。

ギルス・ラーバー(人名)

 アトラ・ハシースのマスター。かつてラゼル・レーゼンに師事しており、茜にとっての兄弟子に当たる。ラゼルが僧会から離れた後、クリストフに師事するようになる。シャラ=イスタ内で、D計画を画策していた。

禁咒(用語)

 原理外法則。咒法とは、世界で用いられる法則とは異なる法則によって生み出された“呪い”であり、その呪いそのもの、もしくはそれを治そうとする世界の修復力を効果としている。つまり咒法の全ては世界にとっての禁忌であるが、人の扱う咒法ではさほどの影響は無いとされている。しかしその中にあって世界に影響与えかねないとされているものを禁咒として区分しているが、実際には常人には扱えないものが大半である。威力は絶大だが、使用者の消耗は激しい。

クェイガ・アーレスト(人名)

 アトラ・ハシースの咒法士。エクセリアによって千絲ノ封の知識を与えられ、レネスティアを半ば封印するも、弟のカインの介入によって失敗。その後はレネスティアの怒りを買い、千年禁咒をかけられてしまう。その後千年がたち復活すると、サナトと共に暗躍した。

クェラ・ベデゥセーウ(人名)

 クリーンセスの第三夫人。彼が迎えた妻の中では唯一魔族であり、ディーネスカの血を引いていた。クリーンセスが行ったゼルディア統一のための最大の敵であり、同時に最大の理解者であったともいえる。
 文武共に優れており、クリーンセスの夫人となってからはあらゆる面で夫を補佐した。ゼル・ゼデスを囲む形で“ベデゥセーウの樹海”という人工の森を作り上げたのも、全てはクリーンセスを守るためであった。後に娘であるクリスタールを出産している。クリーンセスを最も愛した人物でもあり、自分の想いをうまく表現できなかったレネスティアにとって、羨望の対象だった。

九曜 茜(人名)

 九曜司の次女。九曜継承者の証でもあるナウゼルの力を宿す。九曜から出奔していた経緯があり、その間にアトラ・ハシースに在籍し、シャレムと実力を競った。帰国後、アトラ・ハシースを脱退。九曜の後継者騒動に巻き込まれるが、己が道を進むことになる。これによって九曜を破門となり、自由の身となった茜は、真斗を助手に小さな探偵業を営むようになる。

九曜 楓(人名)

 九曜司の長女。ネレアの転生体であり、裄也の守護者でもある。ネレアの因縁によりイリスらと争ったが、裄也の存在もあって和解に至る。九曜の後継者騒動では妹と共に父親を失脚させ、最終的に九曜家当主となった。

九曜家(用語)

 西日本における対異端組織の名家。千年前、鬼の一族との戦いに勝利したことで、その力を飛躍的に伸ばしていくことになる。五百年前にラルティーヌ家に血が入ったことで、アトラ・ハシースの知識、咒法が伝わってもいる。そのため九曜には“ネレアの書”を初めとする禁咒の知識や西洋の魔王についての歴史も収められており、契斗がアルティージェのことを知るきっかけともなった。

九曜 豪(人名)

 九曜の先代当主。司の父親で、楓や茜の祖父に当たる。当主を司に譲った時点で隠居していたが、九曜で起こったクーデターの影響で司が当主の座を退くと、当主代行の座に就くことになった。性格は豪胆で、すでにかなりの齢を重ねてはいるが、未だその胆力は衰えてはいない。

九曜 菫(人名)

 九曜司の妻。旧姓は黄利。巴の双子の姉であり、ミラーツイン。司の策略によって家族を失い、自分を保護してくれた司を伴侶とすることになった。その後、楓と茜の二人の娘をもうけている。
 後になって司の仕打ちを知ったことで、坂貫に協力し、華賀根のクーデターに加担した。混乱の収集後、楓によって司ともども九曜本家を追われ、隠居の身となる。

九曜 司(人名)

 九曜家当代。楓、茜の父親。九曜の一族の者の典型ともいえる人物で、欲望が強く、目的のためには手段を選ばない。そのために彼が恋した二人の女性――黄利菫と巴を手に入れるために、黄利家を自ら滅ぼし、また鬼燈家と紫堂家までも滅ぼしている。名実共に彼が手に入れることができたのは菫だけであったが、紫堂昌貴によって保護された巴に手を出し、男児ももうけている。
 普段は温和でどちらかといえば臆病という評判で、九曜においてもあまり表に出てくることはない。しかし臆病にみえるのは慎重さの裏返しで、実は権謀術数に長け、また個人としての能力もナウゼルを受け継いでいた頃は、九曜随一であった。黄利一族をたった一人で皆殺しにしてみせたのも、彼の力ゆえである。
 華賀根のクーデターにより過去の所業が明るみに出た後、楓によって処断され、当主の座を追われた。 

クラウス・ハリア(人名)

 アトラ・ハシースを創設した五人の黒賢者の一人。マルダの部屋の司書。序列第二位。五人の中でのリーダー的存在であったジュリィの腹心で、彼女の最も古い従者でもあった。ジュリィにアトラ・ハシースの統括を任されるが、狂気に走ったサルバドールを追放した際、彼の残したマルダの部屋の封印を試みるも失敗。部屋の呪いに捕らわれることになる。
 その後ジュリィによって開放されるもののすでに肉体は失っており、後の埋蔵第四層の司書として管理を担うことになった。

クリーンセス・ロイディアン(人名)

 歴代三人目の魔王。ゼルディアを統一後、当時現れた千年ドラゴンであるユラスティーグと戦い、命を落とす。レネスティアの初恋の相手だった。

クリストフ・アーレスト(人名)

 アーレスト伯家前当主で、シャレムの祖父。代々伝わるネレアの書の研究を引き継ぎ、D計画を発案した。その計画の一端として、孫のシャレムを赤子の時点で被験者として利用している。
 計画は道半ばであったが、老衰によって死亡。アトラ・ハシースにおいては枢機会議のメンバーであり、マスターだった。

クリセニア蜂起(用語)

 ドゥーク・ロー・ブライゼン異端裁定とも呼ばれる。西暦913年に勃発した。前年にあったブラフト・ダーン異端裁定により、ラウンデンバーク家は滅亡し、その残党が僧会に対して起こしたものである。中心人物は、ラウンデンバーク家の近衛騎士であったドゥーク・ロー・ブライゼン。アルティージェによって助けられた彼は、彼女の所有物であった多数の人形をトルメストより手に入れ、蜂起軍に編成した。アルティージェにとって姉の末裔であるラウンデンバーク家が滅ぼされたことは不愉快なことではあったものの、積極的に介入する気も無く、ブライゼンを利用して間接的に後押しする程度にとどめている。
 戦いは熾烈を極め、数で劣る蜂起軍は、ベルヌーク司教率いる僧会軍と互角に戦った。その最中、ブライゼンとイリスは死闘を演じ、彼は命と引き換えにイリスの右腕を奪っている。イリスはその後現れたアルティージェによって退けられ、またベルヌークによって痛罵され、感情的に幼かったゆえに彼女は敵味方を問わずに目に映るもの全てを殺戮してしまう。
 結果として蜂起は失敗したものの、僧会軍も数千単位でイリスによって殺され、甚大な被害を受けることとなった。イリスの死神としての名前を一気に広め、またその後の異端裁定凍結に繋がることになる。

黒賢者(用語)

 アトラ・ハシースを創設したといわれる五人の賢人。ジュリィ・ミルセナルディス、クラウス・ハリア、マルセル・ラルティーヌ、サルバドール・マルダ、アンネ・レアトリクスの五人を指す。

継承戦争(用語)

 魔王シュレストの後継者を巡る争い。ディーネスカ継承戦争とも呼ばれる。シュレストには八人の子供がいたが、その子供達が自発的に行ったものではなく、シュレストの命によって行われた。早々に継承権を放棄し、アルティージェについたメルティアーナ以外、兄妹はことごとく命を落とすことになる。特にラスティラージュ、シャルティオーネ、オルディード、ナウゼルはアルティージェと争い、滅ぼされた。最終的にアルティージェが勝ち残り、正式にその後を継ぐことになる。
 後世の歴史家たちは、王として完璧だったシュレストが、まだ存命中にこのような騒乱の原因となったとは考えられず、後継者となったアルティージェの野心によって始められ、王位を継承したとしている。そのためアルティージェは兄姉はおろか親までもを殺害して王位を奪った王だと一般には思われており、その後すぐに歴史から名前を消したのも暴君ゆえに、存続できなかったものと考えられている。もちろん真実とは異なるが、アルティージェはあえてそれを修正させることは無かった。

継承咒(用語)

 千年禁咒とも呼ばれる。
 魔王が生涯に一度だけ使える、継承のための咒法。自らの命と引き換えに、自分と同等以上の存在を生み出すことができる。これは後継者のために使われるはずであったが、実際に継承咒として使われているのは一度のみ。シュレストよりアルティージェの時だけである。
 最初の魔王であるレイギルアはこの咒法を使い、瀕死だった由羅を助けているが、自分自身の死を望んだわけではなく、代償として千年眠り続けることを条件に、ある程度改変して使用している。これを千年禁咒という。
 千年禁咒によって生み出された者は、二人。レイギルアによる由羅と、フォルセスカによるレダである。またクェイガ・アーレストが、レネスティアに直接呪いとして千年禁咒をかけられ、眠ることなく死ねない身体へと変貌させられ、嬲られ続けた。

計都神社(用語)

 近畿圏を管轄する、九曜の拠点。所在地は京都。柴城興信所や坂貫探偵事務所、梶川探偵社などもここに属する。

結界咒(用語)

 結界を主とした咒法の総称。

血咒界(用語)

 禁咒の一つで、結界咒。コーカイン、とも呼ばれる。血を媒介に強力な封印空間を作り上げる。血を用いる咒法は特に邪法の類とされており、現代において用いる者は少ない。九曜家にも伝わっていない咒の一つであるが、ネレアの知識を有する楓のみ使用可能である。

原理崩壊式(用語)

 イリス発案の咒法で、三大禁咒の一つ。ゴルディオス、とも呼ばれる。対象の構成原理を狂わすことで、回復を困難にさせる呪いのような効果を及ぼす。その効果は使用者の存在力によって左右される。彼女はこの咒を自らが作った大鎌に付与しており、恒常的にその威力を発揮することができるようになった。イリス本人が製作したゴルディオスの武器は、大鎌のタルキュートスと、長銃であるゼオラルーンの二本のみ。弓のベファーリアや槍のベル・ゼウラは後世の複製である。

降魔九天の剣(用語)

  →シャクティオン。

業魔六軍の槍(用語)

  →ラダディオン。

コーカカーサスの戦い(用語)

 継承戦争中期に行われた、最大の激戦。シャルティオーネとオルディードの連合と、アルティージェとメルティアーナの連合によって行われた。メルティアーナの居城であったコーカカーサスを巡って始まったもので、当初両軍は互角に戦いを演じていたが、そこにナウゼルが介入し、メルティアーナを奪われたことで状況は一変する。アルティージェは何よりも姉を優先させ、その救出に成功はしたが、彼女とメルティアーナを欠いた軍は浮き足立ち、その隙を突かれたことで壊滅的な被害を被ることになった。コーカカーサスはもちろん、アルティージェの居城であるトルメストまでもが落ち、辛くも逃げ延びた二人はコルセシアより脱出し、クリセニアにて再起を図ることになる。

刻印咒(用語)

 対象に刻印を刻み込むことで、咒の効果を発揮する咒法の総称。比較的扱いが容易なのが特徴。その中で支配の刻印として最も有名なのが、ディーネスカの紋章である。

コルセシア戦役(用語)

 異端裁定凍結の最中、アルゼスの後任となったアッシアーニ大司教の提唱により、布教の名目で行われたコルセシア地方への僧会の侵攻。アルティージェの居城であったトルメストを中心とする勢力は、敵対勢力であるローレシアと手を結んだ僧会と戦うことになる。北方のコルセシアを押さえることで、ゼルディアの異端を封じ込めるという僧会の戦略に対し、フォルセスカはプラキアを派遣してトルメストと連合し、僧会に対抗した。最中、自ら戦場に立ったフォルセスカはローレシアの呪いであるナウゼルと対峙し、軍門に下らせる。アトラ・ハシースの指揮官であったダルテアは捕えられ、またその後行われたグ・バークの戦いによって僧会軍は敗北し、コルセシアより撤退した。これを機にトルメストはコルセシアを統一し、ゼルディアと同盟することになる。

ゴルディオス(用語)

  →原理崩壊式。


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